大学生が学生時代にアルバイトで100万円を確実に貯める方法とは

コラム

学生の本分は勉強!とは言え、その勉強を将来何に活かすかと言えば“仕事”と答える人は少なくないでしょう。
学生時代のアルバイト経験は就職活動でも評価の対象になります。さらに具体的な目標を持って働くことで自信をつけるのは、必ずや将来に役立つことでしょう。

具体的な目標…例えば、「資格を取得する」。これはかなり具体的な目標と言えます。ただ、闇雲に資格を取り続けた結果「資格貧乏」になりかねません…。将来志すものが決まっている上で資格取得に専念するのは良いことですが、そこにあなたの意志がなければその努力は水の泡と化すでしょう。

周りくどい言い方をしましたが、今回の目標はわかりやすく「お金」で話をします。アルバイトとは言え、明確な目標(=稼ぐ金額)を元にしっかり在学中に貯金をすることが出来れば、いざという時に自己投資ができます。加えて言えば、お金を持っている学生は自ずと自信が漲るものです(笑)

さぁ、学生時代に100万円を稼ぐ方法を考えていきましょう!!

目次

稼ぐ方法は「アルバイト」限定。

お金を稼ぐ、又は増やす方法はたくさんあります。学生時代に「株やFXなどの投資」を始めて100万と言わずその10倍以上の金額を稼ぐ人もゼロではありません。また、当サイトのように「ブログ運営」でお金を稼ぐ大学生もいるでしょう。

しかし、今回はあくまで「アルバイト」で稼ぐことを目標とします。タイトルにもある通り「確実に」100万円を貯める方法として、上記のような例は不十分と言えます。

もちろん、他の手法を試したい人はそれも良いでしょう!実際にお金を稼ぐ過程で何か学びがあればOKですから!

時間は有限!限られた時間で100万円を貯める方法を計算しよう!

さて、時間は誰にも有限です。大企業の社長も、幸せな家庭の主婦も、孤独な独身フリーターであれ。そして学生にも同じことが言えます。
在学期間が2年間の短大生や専門学生もいれば、4年間の大学生もいます。大学院への進学を考えているならば、6年以上の学生期間があります。今回は間を取って大学生を基準に話をしていきます。

アルバイトができる期間は何日ある?

大学生の場合、3年生の3月から就職活動を行うのが一般的です。就職活動をする時点で「学業と両立しながら100万円の貯金を作った」と言う実績を作るには4月中にアルバイトを決めたと仮定し、1年生の5月1日から3年生の3月末日までに、年末年始を含めて1034日の時間があります

100万円を1000日で割るのはとても簡単です。1日に1,000円を貯蓄出来れば達成出来るのです!もしあなたが、高校を卒業したばかりだと「100万円なんて貯められる訳がない!」と考えてしまうかもしれませんが、1日1000円で良いと考えたら実現出来る気がしてきませんか?

さて、とは言え毎日アルバイトをする訳にはいきません!学生の本分は勉強ですから!

一般的な会社員は年に平均120日間の休日を設けるのが一般的です。つまり、1年間に245日間、1ヶ月に約20日働いています。

同じように働いてしまうと仕事ばかりで学生生活が終わってしまうため、会社員の約2/3の日数をアルバイトに費やす、すなわち月間14日間働くことを仮定して計算をしていきます。働く時間についても、効率を重視し1日あたり6時間までと仮定します。(労働基準法で、6時間を超える労働には必ず45分以上の休憩が必要とされるため)

まとめると、14日間 × 6時間 × 35ヶ月 =2940時間のアルバイトで100万円を貯める、ための計算をしていきます。

いくら稼いでいくら貯蓄に回すか?

稼いだお金を1銭も使わなければ、100万円など1年も経たずに貯めることが出来ます。ただ、それはあまりに現実的ではないですよね?

貴重なキャンパスライフには、幾らかの消費はつきものです。有意義な消費もあれば、後悔を伴う消費もあるでしょう…。仕送りを受ける人もいれば、一人暮らしをして家賃や光熱費を支払う人もいて、まさにお金の使い道は人それぞれ。そこで、今回は一般的な家庭を例に取って考えてみましょう。

総務省の家計調査(2019年)によると、全国の平均貯蓄率は約30%です。20代については40%を越えていますが、厳しい目標は抜きにして、全国平均の30%の貯蓄率で100万円を目指していきましょう。

35ヶ月間で100万円の貯蓄を作るためには、

¥1,000,000 ÷ 30% = ¥3,333,333を稼ぐ必要がある計算になりますね。

参考記事:【東京都内】パチンコ店バイトは本当に稼げるのか?他業種と平均時給を比べてみた結果【徹底比較】

時給いくらのアルバイトが必要か?

上記の計算を元に、稼ぐべきお金が¥3,333,333、働く時間が2940日間と決まりました。これを割り算することで、いくらの時給のアルバイトをするべきかを把握することが出来ます。

¥3,333,333 ÷ 2940 =1133.78円

すなわち、大学時代に100万円の貯蓄を作るためには、時給1134円以上のアルバイトを週に3日6時間入れて、収入の30%を貯金すれば良いのです。

目標から逆算すれば、計算式自体は小学生でも出来るものです。しかし、これをきちんと考えて実践する大学生は決して多くありません。この記事との出会いがあなたのキャンパスライフに役立てば幸いです。

時給1134円以上のバイト、オススメ3選!

最低時給や平均時給は住んでいる都道府県によって異なります。厚生労働省が2020年8月に発表した最低賃金の全国平均額は902円です。計算した1134円よりも232円の差があります。
つまり、100万円を稼ぐためには仕事を選ぶべきと言えます!

それでは、全国の職種別平均時給を見比べてみましょう!

引用元:「2020年1月度 アルバイト・パート平均時給レポート」を発表; 株式会社マイナビ

アルバイトと言ってイメージしやすいファミレス(=飲食・フード)や、コンビニやスーパーのレジ打ち(=販売・接客・サービス)、アパレルショップ店員(=アパレル・ファッション関連)は軒並み時給が低いです。
これらの職種は高校生のアルバイト募集もあるものですね。「高校の時のバイトをそのままスライドで…」などと考えていては、一定量(=100万円)を貯めるのは難しいと言えます。

逆に、未経験だと難しい「オフィスワーク」や「クリエイティブ・編集」、「営業」と資格・専門知識を必要とする「医療・介護・保育」や「エンジニア・サポート・保守」は難しいと言えます。また、「イベント・キャンペーン」は短期バイトが多く、先述のような2940時間を働くには業務の供給が少なくなりがちです。

これらを元に、しっかり貯蓄をしたい大学生に最適なアルバイトを3つご紹介します!

1.モバイルスタッフ・携帯販売のアルバイト

最初にご紹介するのは、時給の低い「販売職」の中で唯一際立った高時給のアルバイトである「モバイルスタッフ」、すなわち携帯販売の仕事です。
3大キャリアを始め、家電量販店などでスマートフォンの販売や受付事務、接客、修理をが主な業務となります。今やテレビを付けていればほとんどが携帯キャリアのCMと言っても過言ではないほどのビッグビジネス。私たちの生活からスマホが切り離せないように、動かすお金の大きさ故にアルバイトの時給も高騰しているのが高時給の理由です。
モバイルスタッフは接客業としてコミュニケーション能力が養われます。
一方で、スマホの契約ラッシュが起こりやすい土日の勤務が求められたり、状況によって残業が発生しやすいデメリットがあります。

2.塾講師のアルバイト

続いてご紹介するのは、高時給の代名詞「塾講師」のアルバイトです。
大きく分けて、集団指導、個別指導、事務受付の3種類のうちのいずれか(もしくは兼任)をすることが多く、集団指導が最も時給が高くなります。大学に近い塾であれば、同じ出身校の先生がいることもしばしば。
塾講師の仕事は、ティーチング能力に加えプレゼンテーション能力も身につき、就活でも話しやすいアルバイトと言えます。
一方で、授業の予習に時間が割かれたり良かれと思ってやる補習対応に時給が発生しないことも少なくなく、公私をきっぱり分けないと時給に見合わないアルバイトになってしまう危険性もあります。

3.パチンコ店のアルバイト

最後にご紹介するのは、当サイトでもイチオシのパチンコ店でのアルバイトです。こちらも高時給アルバイトの代名詞と言えるでしょう!
業務内容は基本的には店内で接客や台の点検を行うホールスタッフが多く、他には景品を交換するカウンタースタッフや遊戯中のお客様にコーヒーを販売するワゴンスタッフなどの業務があります。
パチンコ店では働くことでコミュニケーション能力が養われます。アミューズメント業界の中でもスタッフ研修などがしっかりしていることから、接客術のレベルが上がることも期待できるでしょう。
デメリットは音の大きさと、「ギャンブル」であることによる社会的な聞こえの問題もあるかもしれません。ただしパチンコ店で働いている=ギャンブル好きではないため、むしろコミュニケーション能力を活かして就活をうまく進めることも出来ます。

目標を持ってアルバイトに取り組もう!

ちなみに、今回挙げた3つのアルバイトの共通点のネタバラシをさせていただきます。
それは、「高校生不可」であること。
大学生だからこそ出来るアルバイトには、その責任に応じた報酬が支払われる訳です。

一口にアルバイトと言っても時給にはそれぞれ差があります。そこには、「技能」や「責任感」など様々な理由があります。当然、個人によって能力も違えば仕事のモチベーションも違うため、今回挙げた3つのアルバイトが正解だとは私も考えていません。

しかしながら、在学中に一つの目標を立て、それに向けて計画的なアクションを行う。それは卒業時にまたは就活時に大きな力となるでしょう。

そして、最後にアドバイスをさせていただくとすれば、目標は限りなく具体的に設定することをオススメします。
今回は「100万円」と言う切り口で説明をしましたが、そこに具体性があれば何でも良いです。

例えば、学生時代のうちに中古でもいいからフェラーリを1台買う、1週間毎日違うジミーチュウの靴を履けるようになる、などなど個人のモチベーションにつながる具体的な目標も良いですよね?

この記事を読んでくれた学生の方の、アルバイト探しの一つの指針になれば嬉しいです。

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